今回はガンプラのパチ組レビュー回です。
紹介するのはコチラ

『HGUC ガンダムF91』です。
パチ組レビューですが、完全にパチ組ではありません。
ちょいと合わせ目消しなど加工しています。
HGシリーズの為パーツ分割による色分けが不十分であり、塗分けが無理ゲーレベルに鬼畜仕様となっています。
しかし小型MSをしっかり再現しており、塗分け以外は十分な出来のキットとなっています。
発売は2013年。
定価1.320円とかなり安価なキットとなっています。
「オールガンダムプロジェクト」によりHG化されたキットになります。
これ、終わったの?続いているの??
ガンダムF91
「ガンダムF91」は劇場作品である「機動戦士ガンダムF91」の主役MSです。
正式には”ガンダム”ではなかったのかな?
劇中で「これ、ガンダムF91って名前にしようよ~」でガンダムになっています。

これまでのMSは月のアナハイム・エレクトロニクス社製が大半でした。が、この機体は海軍戦略研究所主導で製作されています。
「フォーミュラ計画」の一環だったかな?
アナハイムはこの頃下火らしいです。
で、この機体は頭頂高15.2mとかなり小型です。
宇宙世紀123年製ですが、宇宙世紀105年頃のクスィーガンダムは頭頂高26mでした。
ほぼ半分のサイズになっていますね。
しかもジェネレーター出力は向上しており、ビームシールドを装備しています。
この機体はさらに背部にヴェスバー(V.S.B.R:ヴァリアブル・スピード・ビーム・ライフル)という、ビームシールドをも一撃で打ち抜く高出力のビーム兵器を搭載しています。
兵装はビームライフル、ビームランチャー、ビームサーベル、ヴェスバー、ビームシールドとビーム兵器満載で、更には頭部バルカン砲と胸部メガ・マシンキャノンと実弾兵器も実装しています。
この時代はビームシールドが実用化され、劇中の敵役である「クロスボーン・バンガード」では量産化されています。
そのため実弾兵器はほぼ無効化され、ビーム兵器すら半分は無効化されています。
この2~3年後くらいにはビームシールドを無力化させる「ビームザンバー」なる強力なビームサーベルも実装されます。
そして「ガンダムF91」といえば、「バイオコンピューター」の搭載でしょう。
この「バイオコンピューター」はかつてニュータイプと呼ばれた”パイロット特性のある人”が限界領域で機体を制御できるようにする事を考えられて搭載された様です。
そのせいでF91はかなりの高性能機となっています。
パイロットは「シーブック・アノー」君。
かなりの優良ニュータイプです。
劇中でもかくかくたる戦果を挙げています。
あの巨大MA「ラフレシア」をほぼ単機で撃墜するという、凄まじいことを成し遂げました。
『HGUC ガンダムF91』
ではキットを見ていきましょう。
このキットはABSレスで、ポリキャップとプラとKPSで構成されています。
MGのVer.1.0はF91はフレームや接続部が全てABSでしたね…。


今回はすでにパチ組?状態でのご紹介となります。
合わせ目が消せそうな部分はすでに消しており、必要な加工も済ませている状態です。
後は塗装のみ✨
F91は小型MSのため、パーツ分割による細かい色分けは困難です。
そのためシール補填となるのですが、シールを貼らなければほぼ”真っ白”状態…。
プロポーション的にはやや頭が大きい感じか?その他はまとまっていていい感じだと思います。
ただやっぱ色分けは無理ゲーレベルで難しそう…。
頭部バルカンや胸部マシンキャノンはもちろん、スラスターなど全て塗装が必要です。
そして付属品がこちら。

ビームライフルにビームサーベル、ビームシールドとその基部。
更にトリガーに指がかかる手首が左右と肩部の放熱フィン、ビームランチャーのマウント基部、さらにはフェイスオープン状態の顔面がですね。
ホイルシールはヴェスバーのブルー部を中心に、「F」と「91」等が準備されています。
フェイスオープン状態は差し替えしてこんな感じです。

昔は劇中ラフレシアを撃墜したのはこの口からのビーム?と思っていました。
排熱用のダクトみたいな感じなんですね。
しかしカメラアイもクリアパーツでないため白いですね。

ついでに「限界可動状態」です。
顔以外はかっこいいですよね。
F91と言ったら肩部のフィンが伸びている状態ってイメージ✨
脹脛のスラスター部?も展開します。
そしてフルウェポン?状態。
ビームランチャーは基部装着で腰にマウントできます。


またグリップ部が稼働するので、肩担ぎポーズも楽に取れます。
F91といったら左右持ち(シールドがビーム展開の為)ですので、左右のトリガー対応手首は嬉しいかな?
私的にはMSが直接トリガーをひく必要はないと思っているので、どっちでもいいです。
実際劇中でトリガーなしでヴェスバー発射してましたしね✨

ビームシールド展開状態。
で、ライフルにヴェスバーにと殺意マシマシ状態です。
んで、ビームサーベルも刃部分はクリアパーツで再現。

グリーンなのがカッコいい✨
ついでに可動域も見ていきます。
膝立ちはなんとかギリギリ可能。
膝のアーマー裏も裏打ちがあるのがいいです。
全体の可動域はこんな感じ。

肘や膝は二重関節なので深く曲がります。
股関節は軸接続ですのでほぼ開脚可能。
肩も大きく上げることができます。
かなり動けますね😊
ここからはちょっと手がかかりそうな部分を。
まずは合わせ目。

既に処理していますが、肩は前後挟み込みの為、合わせ目出ます。
が、特にポリキャップ以外は挟まないので、普通に消しました。

ヴェスバーは内部を挟み込むタイプなので、少し加工しています。
グレー部の先っぽをカットし、あとハメできるようにしています。
で、ホワイト部の合わせ目を消しています。
更に尻尾のグレー部も切り離し、後ハメできるようにしました。
ここは簡単な加工でできるのでおススメです。

合わせ目よりも手がかかりそうなのが、塗り分けですね。スラスター類が真っ白で、パーツ分割による色分けは皆無です。更には塗りにくい形状と場所…。綺麗に塗り分けるのって、“無理ゲー”では?
バックパックもオレンジ・イエローが入りますからね…。肩部の“F91”やヴェスパーはマスキングでチョチョイのちょいですが、スラスター類がは私には厳しいです…。
で、愚痴っても仕方ないので、他のキットとの比較をば。

まずは基本のRX-78オリジン版と。
RX-78が18mであり、MSとしては初期機体ということもあって、宇宙世紀では小さい方です。が、やはりF91はさらに小さい。
武装はバズーカとビームランチャーの違いはあれ、基本的には同じオーソドックスな武装です。アムロが乗っても気に入りそう?

さらには“F97”予定だった、「クロスボーンガンダム X-1」と。どちらも同じ大きさで、同じパイロットです。が、武装がかなり違いますね。シーブックはよくこの変更でも問題なかったよね?クロスボーンは接近戦仕様。F91は中・遠距離仕様ですからね…。
さて、ここまで『HGUC ガンダムF91』を見てきました。宇宙世紀の新たなる物語を紡ぐガンダムとして、劇中では印象に残る活躍をした機体です。“質量を持った残像”はカッコよかったです。
店頭でもネットでも中々見かけませんが、値段も手頃なので、見つけたら買いかなって思います。パチ組では色が足りず物足りないですが、部分塗装とスミ入れだけで十分カッコよくなる、安定のHGクオリティです。
私はゲームでもかなりお世話になったので、綺麗に塗装して仕上げたいと思っています✨
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