今回はガンプラのパチ組レビュー回です。
紹介するのは『ENTRY GRADE RX-93 νガンダム』です。
以前書いたもののリライト記事になります。
このキットは初心者向けの「ENTRY GRADE 」シリーズですが、非常に出来が良く、HGUC版を超えたと言っても過言ではない超優良キットです。
武器セットが販売されればなおいいのですが、出るかな?
このキットにはハイパーバズーカとフィンファンネルは付属していないので、HGに劣る部分はそこくらいでしょうか。
RX-93 νガンダム
「RX-93 νガンダム」は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場する、主人公機体です。
パイロットはガンダム作品の中でも最強のパイロットの一角、「アムロ・レイ」の最期の搭乗機ですね。
その背景もあって、全ガンダムMSの中でも屈指の人気を誇ります。
スペック的には突出した物はないのですが、アムロが基礎設計をした甲斐あって、継戦能力、整備性、武装のバランスが良く、サイコフレームの搭載もあって機動性が非常に高く、私的には「ハイスペックのワンオフの量産機」みたいな感じの機体かな。
スペックはもうアニメなので比較とかできないですから書かないですが…。
武装としても、ビームライフル、ビームサーベル、サブのビームサーベル、シールド(ビームキャノンとミサイル付き)、頭部バルカン、ハイパーバズーカ、そして本機の特徴となるガンダムタイプとして初めてのサイコ兵器であるフィン・ファンネルです。
フィン・ファンネル以外は標準的な武装かな。
対するサザビーは拡散メガ粒子砲とかもってますからね。
ただアムロの操縦テクニックやサイコフレームの不思議パワーもあってかなりの高性能機です。
ただ結構大型のMSです。
22mだった?
ガンダムの中でも大きい方です。
これより大きいのはその後に出たクスィーガンダムくらいでしょうか。
サイコガンダムは除かせてください…😔
『ENTRY GRADE νガンダム』
ではキットを見ていきます。





ランナーは5枚。
マーキングシールが1枚付きます。
Aマークはアムロ自身は気に入っていない発言もありますが、シールドにつくユニコーンマークはかっこいいですよね✨
ENTRY GRADE なのもあってポリキャップレスキットです。
ABSも使われていません。
ちょっと写真の都合上、白が緑っぽくなっていますが、白は綺麗な白です。
フレームはガンダムにありがちなグレーです。
このフレームは「Mr.COLORのMSグレー(連邦系)」で塗装したいかな😊
さらに各部位を見ていきます。
まずは脚部から。

パーツ的にはHGよりも少なめです。
そのわりに色分けはパーツ分割でしっかり再現。
黄色のインテーク内部を部分塗装して、スミ入れするだけで十分は仕上がりになりそうです。
関節はCジョイントが使用されていますね。
次は胴体部分です。

パーツ数は本当に必要最小限に抑えられています。
が、色分けはコチラもばっちりです。
しかもHGにはなかった、腹部の可動が入っています。
股関節はボールジョイント。
ここは軸接続が良かったかな…。
パーツを抑えるためには致し方なしでしょうか。
何より特筆すべきは、オマタの「V字」がパーツ分割による色分けがされている点。
これが分割されているキットって、HGでは極わずか。
MG並です。
続いて腕部いきます。

ビームライフルとシールドが付いてきます。
ライフルはトリガーカバーがなく、差し込んで持たせるタイプです。
シールドは内側のパーツが中途半端です。
ミサイルの赤が色分けされていませんね。
が、それくらいかなぁ…。
腕部もパーツ数が少なく、分割がかなり考えられている作りです。
腕のアポジモーター?部分の作りが凄いです。
肘は二重関節ではないです。
肩はボールジョイント接続ですね。
サブのビームサーベルは取り外しできません。
最後に頭部とバックパックです。

ここもパーツ分割が考慮されており、必要最小限な感じです。
ヘルメットは合わせ目の出ないワンパーツ仕様。
HGもそうでしたね。
逆襲のシャアキットはバンダイさんも力が入っています!
色分けもほぼ出来ており、塗装が必要なのはほほ部分とメインスラスターくらいでしょうか。
カメラアイ部分は黒部分はパーツではなく影で再現するという、まさかの作りをしています。
で、組んだ姿がこちら。


マーキングシールははっていません。
プロポーションとしてはHG越えの出来でしょう。
HGでは頭部が大きい印象でしたが、こちらは気になりません。
寧ろHGよりも出来がいいです。
モールドは最小限なので、ちょっとのっぺりした印象を受けますね。
これはリアルグレードやマスターグレードでない限りは仕方ないかな?
可動範囲は可もなく不可もなくです。

膝立ちは脛部が長いこともあって、ちょっとね…。
それでもこのくらい動けば問題ないでしょう。
腕部も水平くらいまでは上がります。
肩部はボールジョイント。
肩アーマーもあってそこまで動きはしないですね。
開脚はボールジョイントなのであまり開きません。
なので写真撮っていないです。
その分足首が結構動きます。
で、関節もくにゃくにゃした感じはなく、しっかりしています。
かなりの出来ですよホント。
コスパ高いです✨
最後にこのキットのホントにすごいところ。
上でも書いていますが、ホント凄い!(語彙力…)

ますなカメラアイ部。
グリーンの奥の黒部分は空間で再現。
殆ど違和感ない作りになっています。
ヘルメットはワンパーツで合わせ目が出ません。
頬?耳?の黒とバルカン砲以外は塗らなくても十分です。
腕部もアポジモーター部がきっちり作られているのが凄いです。
スミ入れもちょっとで完璧かな?
更には最後アーマーの色分け。
インテーク部の黒を塗ればばっちりです。
さらにはオマタの「V字」!
シールではなくパーツ分割で色分けしているのホント凄いです。
これから先のHGでもこの作りでやってほしい。

さらにはサーベル基部の黒ライン。
ここは流石にシールでもいいんでない?って思えるくらい。
パーツ分割で色分けしています。
ランドセルの白もパーツ分割だし!
ちょっとな部分はバーニアと、腰関節がグレーでないところかな?
私は全塗装するつもりなので、塗装による色分けします。
バーニアはシルバーかな?
腰関節はグレーにします。
あとフロントアーマーがちょっと薄い気がするので、裏打ちとかした方がいいかな?
あとはシールドかな…。
HGUC版とニコイチにしたらいい感じになる?
どうせならハイパーバズーカとフィン・ファンネルも付けたいですからね。
せっかくファンネルラックも付いてますから。
ただ本体はENTRY GRADE の方が出来がいいです。
これで1000円ちょっと。
かなりの高コスパの良キットです。
店頭でもほぼ見かけることはありませんが、見かけたら”買い”です!!
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