今回はバスケットボール回です。
もう少しでトレーニングキャンプが始まるNBAの話。
昨シーズンプレイオフで印象的な活躍を見せた東のN.Y.ニックスと、西のミネソタ・ティンバーウルブズ間でトレードが成立しました。
時期といい、トレードされた選手といい、ビックリです!!
これでニックスが一躍東の優勝候補に躍り出たかな?
ウルブズとしても悪くはないよね?
明確にアントのチームにしたんでしょうね。
Win-Winのトレードだと思うのですが、う~んっても思えるトレードですね…。
これについて語っていきます。

N.Y.ニックスは優勝候補か?
ニックスはこれでPGにジェイレン・ブランソン、SG、SF、PFポジションにミケル・ブリッジズ、OG・アヌノビー、ジョッシュ・ハート、Cにカール・アンソニー・タウンズ(KAT)のラインナップとなります。
元々のCのミッチェル・ロビンソンがケガから復帰すればツインタワーも組むことができます。
結構スターターとしては強いでしょうね。
KATは3Pも打てるくらいシュートレンジが広いため、ピック&ポップでも活躍できますし、他4人のためにスペースも保てます。
しかもCとしてリーグ上位の実力を誇っています。
ちょっと昨シーズンのプレイオフでは日和っちゃいましたけどね…💦
一応全員がオールスタークラスの実力をもった選手だと思う✨
スタメンだけ見たら、東ではセルティックスの対抗馬一番手でしょう。
PGはニックスが上。
ウイングポジションも引けを取らないメンバーが揃っています。
テイタム&ブラウン相手でも、アヌノビー&ハートで十分対抗できるかと✨
で、ホワイト対ブリッジズならブリッジズがちょい上?
CポジションではポルジンギスではKATのパワーに対抗するのは難しいでしょう。
ポルジンギスのレンジの広さも、ヨキッチに対抗できるKATなら十分では?
因みにニックスのHCであるトム・シポドーはプレイオフになるとスターターを酷使します。
ってか控え使う余裕がなくなるのかな?
なので怪我無くいければ、ニックスにも十分勝機ありです。
むしろ敵はシポドーの戦術か?
完全にアント中心に舵を切ったウルブズ
対するウルブズですが、これはもう完全にアンソニー・エドワーズ(アント)中心のチームになりました。
アントのポテンシャルを見たらまぁ分の悪い賭けでもないです。
このトレードでウルブズはPFのジュリアス・ランドルとガートのドンテ・ディビンチェンゾを獲得しました。
が、正直ランドルはトレードされるかもです…。
ディビンチェンゾはベンチかな?
ランドルはPFとしては有能で、シュートレンジも広い方。
どちらかといえばポストでのプレイがメインではありますが…。
ただ昨シーズン終盤にケガで出場できなかった間に、チームは躍進✨
ランドルがいたらもっと!との期待もありましたが、純粋なPFでは東の強豪に対抗できないのも事実。
ランドルがテイタムにマッチアップはできないですしね。
ランドルをセンターにするとちょっとサイズが足りないかな?
本人が認めるとも思えませんし…。
ってことでランドルの居場所がなくなりつつありました。
で、ウルブズとしても昨シーズンはアントを中心にかなりの躍進✨
プレイオフでのナゲッツ戦ではアントの明るい将来を期待せずにはいられない活躍を見せられました。
で、新シーズンを見据えた時に、スモールマーケットであるミネソタではサラリーの高騰が問題に…😔
結果としてKATを放出せざるを得ませんでした。
って時に両者の思惑が一致し、ランドル&ディびんちぇんぞとKATのトレードが成立✨
ウルブズとしてはアントを中心としたチームにスムーズに移行できるうえに、サラリー問題も先送りできることになりました😊
ただ、問題として、ナゲッツのヨキッチの相手をランドルができるのか?って問題もあります。
最近のNBAはPFポジションはこれまでSFポジションをこなしていたサイズ&機動力の選手が務めることが多く、セルティックスのテイタムやクリッパーズのレナードあたりがそうですね。
で、ウルブズではCを務めるゴベアがヨキッチには着けず。
サイズは対抗できてもアウトサイドでは相手になりません。
なのでKATが対抗していたのですが、来シーズンはランドルが当たるのかな?
ちょっとサイズとスキルで対抗できないかな?
2024-2025シーズンはサンダーとマブスとナゲッツとウルブズの4強かな?と。
その中で純粋PFはランドルだけかな?
ちょっとこの辺りで不利かなって…。
このことからトレードも考えられる?
正直ウルブズはアント中心のチームになる為、これまでよりもアウトサイド中心の攻めになります。そのためディビンチェンゾは重用されるかもですが、ランドルは微妙…。
ただ、アントの将来性は、ジョーダンと比較されるくらいなのでかなり明るいもの✨
NBA自体もインサイドよりもアウトサイド中心となっていますから、ウルブズとしてもいい方向転換かなと思います。
Win-Winのトレードだとは思うけど…
センターが欲しかったニックス。KATのサラリーをなんとかしたかったウルブズ。両者の思惑が一致したWin-Winのトレードだと思います。今のところですけどね…。
が、ファンとしてはちょっとさみしいですよね〜。長年低迷するフランチャイズを引っ張ってきた両選手。
特にKATはドラフトされて以降ずっとウルブズで、しかも地域への貢献も果たしてきた、正にフランチャイズ・プレイヤーでした。ミネソタではレジェンド・プレイヤーのケビン・ガーネット以来ではないでしょうか。
そんなKATがトレードされるとは…。しかも力が落ちたとかではなく!ですからね…。
ランドルはトレードされるかもしれませんが、チームの大黒柱としてウルブズでも活躍できるでしょう。アントにディフェンスが集中する分、今までよりも楽にプレーできるかも
が、KATはちょっと心配…、大型の選手はただでさえ身体に負担がかかり、怪我が多くなります。KATも例にもれず怪我がちな選手。シポドーの戦術でカンファレンスセミファイナルの大事なところで、怪我人が続出し敗退したニックス。まぁ、そのときランドルもいなかったのだから比較はできませんが、KATも怪我で離脱…が大いに予想されるわけで…。せっかくのビラノバカルテットを崩してまで手に入れたセンター選手なので、大事にしてほしいものです。
最後に、大学時代のチームメイトが揃って、盛り上がった途端に放出されたディビンチェンゾ…。タフな選手と言われていますが、流石に心理的ダメージ大きいよね…。これをバネにウルブズでも活躍してほしい!
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